都知事選挙における宇都宮氏への要望

以下、ツイッターにのせたものをまとめました。

1 私は、今回、鳥越俊太郎候補で都知事選挙野党共闘、市民団体推薦でまとまったことを喜んだ。自民は、小池百合子氏が党の意向に逆らって出馬、東電の重役(直前にやめたが)原発推進増田寛也氏との分裂選挙になり、対する憲法を守る立場は鳥越氏で一本化された。

2 鳥越氏はテレビのキャスター時の発言、その後の行動、ジャーナリズムへの安倍政権の強圧に反対するなど、都民の生活の立場に立ってやってくれそうな唯一の候補として欠点を感じなかった。これは負ける条件のない選挙だ。野党共闘市民運動の総力をあげて首都から日本を変えていけると確信した

3 だが、多くのメディアは鳥越氏の劣勢を流し、鳥越氏の政策を支持する人の中にも鳥越三位、ダブルスコアで負けてるなどという噂に押しつぶされてか、諦めに回って動きの鈍い人もいる。各駅頭でチラシ配布してる熱心な支持者さえ遠慮がちで、こちらが頑張ってくださいといいたくなる事がある

4 これは、鳥越勝利で野党市民共闘にはずみがつくことを恐れ、民主内の野党共闘 支持派のきりくずしをこの都知事選にかけている自民、公明、おおさか維新、カルト政治団体ネトウヨ、排外主義者の一体となった宣伝、誘導が激しいこと、 それを十分に切り崩せていないことが大きい。

5 だが、同時に、野党共闘を勝たせるために今回降りるという決断をされた宇都宮けんじ氏が未だに態度を鮮明にしないあり方にも問題がある。鳥越陣営は、宇都宮氏に支援を要請したということを聞いているが、今だに、宇都宮氏が鳥越氏を支持するという報道はない。

6 これからなのかもしれないが、私は宇都宮氏が一刻も早く鳥越支持を表明すべきであると考える。
 ところが、今度の候補者一本化については、宇都宮氏が被害者であるような語られ方が宇都宮支持者の一部のみならず、その反対者からも公然とふりまかれているのだ。

7 その見識、活動を私が尊敬している何人かの方までそうであることに私はショックを受けた。
  宇都宮氏や宇都宮選対の責任者の方がそれをはっきり否定しないことはそれを強めている。本当に、宇都宮氏とその陣営は被害者なのか❓

8  私は宇都宮氏の記者会見を見ているが、そこでは、革新の分裂を憂うることと、革新の候補勝利のために自分で判断して降りるということが語られていて、一部に伝えられている、降りるために条件があったとか、立候補をやめることを鳥越氏に約束したなどということは語られていない。

9 文字通りにとれば、革新勝利のためにご自分で降りるとしか受け取れない。降りる降りないは、ご本人の選択だが、一部に流布されているように、圧力で降ろされた、宇都宮氏は被害者であるというのが本当なら、宇都宮氏は降りるべきではなかった。

10 記者会見の通りであるなら、自分の政策が文字通り取り入れられなかったからとしても、その問題をいいつつ、そうそうに支持を表明すべきではないのか。

11 宇都宮氏の政策の実現の可能性は、自民とおおさか維新を二股にかけている小池百合子氏や、根っからの財界自民党候補の増田寛也氏よりも、はるかにはるかに鳥越氏の方が高い。そして、小池氏らが当選し、野党共闘がくずされでもすれば、都民のための政治は遠のくのは明らかだ。

12 私は過去の都知事選にずっと宇都宮氏を支持してきた。日弁連の代表としての見識の高い発言にも信頼していた。だが、宇都宮氏のファンとして応援してきたわけではなく、「革新都政をつくる会」の最良の候補、という意識で支持してきた。それにふさわしい人物と考えてきた。

13 今回、きちんとした手続きもする余裕もなく、臨時の選挙になってしまったのだから、反省すべき点はいろいろあるだろうとは思う。それはそれとして、きちっとすべきだと思う。だが、今、ここでは、鳥越勝利のために宇都宮氏の決断が待たれていてるのだ。

14 もし、このまま宇都宮氏が都政についての研究、解説という第三者的立場を変えず、鳥越支持を表明しないということがあるなら、私はもう二度と宇都宮氏を支持することはないと思う。

15 人間としてはそういうこともあるよなとわかるかもしれないが、事、政治家として責任のある活動を任せるには足りない、嘘のある人、器の小さな人物、対局を見渡せない人だということだからである。

16 以上、今の時期しか、これを表明するタイミングはないと思い、長い投稿をしました。この文章はすべて一都民、菅井個人の見解であり、いかなる団体、グループとも無縁です。