家族関係について

家族関係は階級闘争との関係で三つに論理分類される
1 親が支配階級に属し、子とともに階級闘争をしている。
2 親が支配階級に属し、子に対して階級闘争をしている。子は被支配階級に構成される。
3 親が被支配階級に属し、子とともに階級闘争をしている。

2では、階級闘争の割線は親と子の間に引かれることになる。
最近の子による親殺し、子殺しのいくつかは、あきらかに2である。その場合、親殺しは階級闘争の現象形態の一つである。

この分類は論理分類であるので、運動過程の分析にそのまま適用することはできないが、
2にあてはまるにもかかわらず、家族幻想(おとうさん、おかあさんは僕、私を愛している)が強いために、それを自覚することができず、かえって自分を追いつめ、自死、親殺しに行き着いてしまう個人(子)には、必要な認識である。