2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

村上春樹新作レビューから5

この文章が興味深かった。 やや図式的だけれど、わかりやすいと思う。http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2013/05/post-556.php

考えてみたら

考えて見たら なになにはきもい なになにはきらわれる なになにはしてはいけない そんな情報ばっかりだ。 父親の世代もそんなことばかり言っていたけど、 ご近所社会が崩れて行く中では 実情にあわないものばっかだった。 今は、「多数派」のそういうのなん…

色彩を持たない田崎つくるの

すべてが必然性の中にあるような 哀しくも雄々しいストーリー田崎つくるは、最後で理解します。「ぼくはこれまでずっと、自分のことを犠牲者だと考えて来た。(中略)でも本当はそうじゃなかったのかもしれない。」。彼女をおいこんだのは、名古屋という一地…

村上春樹新作レビューから  4

このブログの感想もまたおもしろかった。 http://blogos.com/article/60115/村上春樹の個人的な文脈、過去の作品を知らない若い人に向けて書かれていた作品になっていたということ。 実践というか、実行が、思索に対置して描かれていたということ。

村上春樹新作レビューから  3

次にブログですが 琥珀色の戯言 http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20130430は読み応えがありました。さすがだなと思いました。 私の感想と同じとはいえませんけど。《以前の「村上ワールド」は、「村上春樹の美学に従うキャラクター」と「反するキャラクター」…

村上春樹新作レビューから  2

つぎに、私が読んで他にもおもしろいと思った感想を同じくアマゾンから抜き出してみます。5つ星のうち 4.0 沙羅という女性, 2013/5/6 By すかみや 村上春樹さんの本は今までノルウェイの森しか読んだことがありませんでしたが 今回、冒頭を流し読みして興味…

村上春樹新作レビューから  1

まず、アマゾン感想欄で超話題になっている批判から これは、祭り状態です。書いたドリー氏は、「ブログのコメント欄を占領した連中の中心人物みたい」になっています。何十年も前から村上春樹に対してあった定型の批判を、「満を持して」、こここそ、とばか…

村上春樹新作

村上春樹氏の新作を読んだ。テイストは、短編のようだ。 読んでいて、市川監督の映画化や、短編「中国行きのスローボート」を思い出した。 「ノルウェーの森」も思い出した。公開インタビューで次のように言っているのだそうだが、そのまんまだなとも思った…

空洞をかかえる人間たちに必要な理論

このことは、もちろん、すべての人にあてはまるのですが、リア充の人間は、理論なしでも、それを実行しているので、彼らにはそんな理論は必要ないというのが菅井の見解です。それを必要としているのは、自分がない人、空洞をかかえている人、いつまでも回転…

予想

福島県で、東京電力の原発が爆発事故を起こしてから二年がたった。直接事故での犠牲者は少なかった(作業員の人が何人か死んでいる)が、間接被害がどのくらいなのかはまだわからない。爆発直後の放射性のチリを東日本各地では直接かぶったわけだが、吸い込ん…