2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

田中ユタカ「ミミア姫」

世の中は大きく動いているが、日常に追われて僕らはまだそのことをリアルには受け止められないでいる。 田中ユタカさんのアフタヌーン連載「ミミア姫」が最終回を迎えた。 あとに多くの謎が残った。 最終回で、ミミアはいったいどうなったのだろうか。どこへ…

finalventの日記「こういう歴史もあるんですけどね」を読んで

ファイナルベントさんの提起は、ネット右翼的な言説が、結果としてアメリカ擁護、亜細亜敵視になっていて、戦前の右翼思想の流れ(亜細亜主義、反西欧)からそれてしまっていたのを、修正するような働きをするもののように感じる。戦前の日本の大陸政策を擁…

村上春樹氏の本を読んでわたしが思っていること

村上春樹氏は、自分の無意識から作品をつむぐタイプの作家である。 だから、彼の非レアリズムの小説のどこかをとってきて、レアリズムのどこかに接ぎ木すればたいていはナンセンスということになる。 彼は評論も書いているが、それは反省的な側面もあり、お…

大手ファーストフードの安売り競争を禁止すべきではないか

吉野屋がはじめた牛丼の値下げは、松屋とすきやにも広がった。 貧乏人にとって一見よいことのようだが、菅井には疑問がある。 というのは、こういった安売りのはじめは、マクドナルドではないか とおもうのだが、巨大な寡占企業がそういった安売りをすると、…

村上春樹文学の イスラム圏での受容について

村上春樹のイランでの受容の参考になる以下の翻訳が目にとまりました。 エルサレム賞受賞より前のもので、 東京外国語大学中東イスラーム研究教育プロジェクトの手になるものです。 ペルシア語訳・村上春樹短編選集『どこであれそれが見つかりそうな場所で』…

民族と国家の区別がわからない人はまずい

日本民族であることと、日本国家の一員、日本国民であることとははっきりと区別されなければならない。 日本国は、少なくとも、日本民族、アイヌ民族、沖縄民族という、三つの民族から構成される多民族国家である。たぶん、それに朝鮮民族、中国人が加わる。…

少数民族の文化的権利

日本は、少数民族の文化的権利の保証が存在していない。 たとえば、朝鮮民族の日本国民には、当然、集団として、朝鮮語を含む自民族文化を次の世代に教育する権利を保証しなければならないが、そのような国家的措置は存在していない。アイヌ民族に 対しても…

日本語入力をJISかなでやっている

私はJISかな配列でキーボードを打っている。完全なブラインドタッチではないけれど、それに準じた使い方をしている。コメントをもらったブログ漂流のイカさんの記事を呼んでいるうちに、キーボード配列についてのページが紹介されていた。そこを読むと、ネッ…

総理大臣閣下

今の総理大臣はずいぶん強いお人だ。 安倍さんとはえらい違いである。不安になることなんかないのだろう。 だから小沢氏とも違うと言うことになる。 何が違うのか。 国家への信念の有無などではあるまい。 大資本家の家に生まれ、諸民には考えできないぜいた…

世に倦む日々やっぱり

ここ数日の「世に倦む日々」は小沢辞任へと向けて、あることないこと、裏づけのないことおかまいなしにつっぱしっている。 やっぱりなあと、思う。 どうして肝心な局面になると、こうなるのだろう。 支配階級のお先棒かつぎなのである。 そういう人なのだ、…

やっぱり人工衛星

北朝鮮、人工衛星搭載か 米国内で見方広がる 【ワシントン=弟子丸幸子】北朝鮮北東部の舞水端里(ムスダンリ)ミサイル発射基地をとらえた写真に基づき、米国内では北朝鮮が先端部に「人工衛星」を搭載して打ち上げの準備を進めているとの見方が出始めてい…