総理大臣閣下

今の総理大臣はずいぶん強いお人だ。
安倍さんとはえらい違いである。不安になることなんかないのだろう。
だから小沢氏とも違うと言うことになる。
何が違うのか。
国家への信念の有無などではあるまい。
大資本家の家に生まれ、諸民には考えできないぜいたくを当たり前とし、
安定した少年時代を育ったのだろう。
今も、朝鮮の人工衛星だかミサイルだかが飛ぶとかいうときにも、日課のジョギングを欠かさない。
そういえば、ぜいたくと言われても、ホテルでのディナーをひかえるそぶりもなかった。
これは、村上春樹がランニングをして体力をつくっているから、小説もかけ
ああいうスピーチも出来たのと、しくみは違わないのだと思う。
彼の、オタクというか、カルトというか、閉じているというか、そういう強い自己中心の精神が
ジョギングやディナーや少年週刊誌の購読とか、多分他にもあると思うが、日課となっている生活のシステムによって
支えられているのだと考えられる。
だから、こういう人には批判も諸民の支持不支持も関係ない。


サミットとか、小沢追い落としとか、給付金とか、経済方針
とか、ちゃくちゃくとやっていけば、民主党に勝てると
多分本気で思っている。
それを支える生活システムは自立的であって、外的に破壊されないかぎりくずれないのである。

ヒトラーが、どんどんドイツ本土に攻め込まれても、
一向に日本の天皇とは違って、降伏のことなど考えもしなかったのも同じだ。


こういう人は引きずり下ろすしか手はない。あるいは抹殺するか。

前二代のような、敵失によるラッキーはもうない。
そう覚悟して、政権交代をねらう以外にはないと思うのだ。