2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

物語を考えるということ

物語について、あれこれと考えることは、 実は、実在について考えていることなの である。ただし、実在について直に考えることとは違う。 現実のことを考えているという意識なしに 行われるのが、 物語を考えるということだ。物語について考えることが、どこ…

1Q84 についての評論「一匹の蝶の羽化するまで」は画期的

ネットに Re: 1Q84 という、1Q84 についての評論「一匹の蝶の羽化するまで」 だけがのっているブログが8月7日付けで出来ていた。 http://otherme.cocolog-nifty.com/blog/ 長文で、よく読み込まれていて興味深かった。空気さなぎを物語のことだとする解釈は…

終戦記念日にあたって、平和日本の原点を確認する

すぐるあの日、 日本人は、軍部によってかりだされ、 不正義で無謀の戦争をさせられました。 いつわりのスローガンと、豊かさへの幻によって。 日本軍は多くの人々を殺し、また死んでいきました。 満州へ戦端をひらかなければ、 日本に蓄積していた矛盾は 別…

貧乏人の文化

貧乏人の文化 貧乏人の文化がほしい。 僕が町を 歩くとき、 ほとんどの 建物は、店は なんの関係もない。 もっと、お金のある人たちは ここでケーキを買うのかもしれない。 ユニクロで、服を買うのかもしれない。 だが、僕にとっては、 無関係で、食べること…

かくさ? ひんこん?

よにうむひぴ が ゆうりょうかしてから だいぶたつ。なにをろんじているかは、イントロだけ むりょう で よめるので、わかるが、ろんぴょう は しづらくなった。 ゆうりょうの しょせきは としょかんで よむことが できても、 ゆうりょうの ブログは どこで…

ピカレスク・ロマンとしての1Q84

1Q84の主人公は二人とも犯罪者である。1Q84 は悪漢小説、ピカレスク・ロマンなのだ。 人殺し女と、詐欺男。 村上春樹の作品で、主人公が悪漢であるというのはめずらしい。というか、はじめてだと思う。だが、不思議なことにその立ち位置の変更については、ほ…

国家論の問題設定転換の必要(メモ)

国家論の問題設定転換の必要(メモ)国歌論を歴史学の文脈から解放して、国民国家や領域国家だけではなく、たとえば、つたややグーグルやマクドナルドも取り扱うようにすべきこと。社会革命にとって、その奪取と権力掌握が不可欠である、人々を支配している…