2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

いじめの論理が支配している国・日本

朝鮮が核兵器の問題をめぐって6カ国協議を足場に、アメリカとの関係を改善しようとしている。日本は、昨年10月ごろには、世界の経済制裁で朝鮮は倒れるだろうなどという論が一部好戦マスコミを中心にはびこっていた。冷戦思想の亡霊であるこうした論調が事実…

靖国神社は宗教施設ではない

靖国神社への戦犯合祀について、国の意志によってなされたことを示す証拠となる文書が公表された。靖国神社は、自らを大日本帝国(軍)の国家機関ではなく、一宗教団体であるとの見解を押し立てて、そのアジア・太平洋戦争に対する独自の軍国主義的見方や靖…

「貧乏人の文化」・序説

「貧乏人の文化」というものがあり得るのではないかと思う。 ちょうど、流暢で過剰な言葉の反対側に、「奴隷の言葉」というのが存在していて、 それが新しい社会のコミュニケーションのひな形になりうるように。 ひとつは99ショップのように、100円ショップ…

本音

2月6日 イラク撤退の期限付きの法案がアメリカ下院を通過したそうです。まだ、実感はわかないのですが、これは画期的なことです。この四年はなんとも暗い日々でした。あこがれのアメリカはケネディ大統領の死でとっくのとうに終っていたけれど、それにしても…

「なぜ日本では社会が活性化しないのか」の問い

2月5日保守派の西部すすむが、事実上の小泉安倍アメリカ応援団の「ウヨク」勢力(ネットウヨクもその中にはいっている)から離脱したことは聞いていたが、その真正保守派からの《なぜ日本では「競争」を導入しても社会が活性化しないのか》という文章がはて…

なぜ君が代は歌われず、日の丸は掲げられないのか?

2月4日 それは、これらが「大日本帝国」の国歌と国旗だからであり、今は「日本国」であって大日本帝国ではないからである。日本国の出発においては、これらは国歌でも国旗でもなかった。日の丸・君が代を国旗、国歌とする法律はいつできたか? なんと、1999…

売春に対する差別と差別意識

1月28日売春にたいする差別と差別意識売春という職業はとても古い。歴史の初期には、それは宗教と密接に結びついていた。のち、分離して一個の職業となるが、長く差別の対象となってきた。 日本はアジア太平洋戦争後の売春禁止法で、売春という職業にかかわ…

アンフェア 映画があるらしいが

今更のことになるが、篠原涼子主演の警察ドラマ「アンフェア」について。 ふりかえってみれば、アジア太平洋戦争敗北のあとに実在した日本革命の情勢を押えきり、アメリカに従属しながら生きながらえ独占資本を復活させた薩長藩閥日本国家独占資本主義は、テ…

ふと感じた疑問

裁判制度の改革の一環として裁判員制度というのが、既定の方針であるかのように準備されて いるが、これって、普通の国民が裁判の判断をするということで、アメリカなどにはあるのは知っているのだが、いったい、誰が、いくらぐらいの報酬を得て、その時間を…

最近のはてなから「かわいそうなこども」のこと

1月24日もう少し複雑な感想もあるにはあるが、私もまた「かわいそうなこども」の一人であった。そのことが今の私の一部をしっかりとつくっていることを何度も再認識させられることもあった。だが、私に関しては、それは与えられた事実で変えようがない。私の…

国のアンケートから 「若手社員は主体性がない」か?

1月23日社員に求める能力「主体性」「発見力」…経産省アンケート 3月12日20時7分配信 読売新聞 企業の人事担当者の約3分の2が、社員に求める能力として「主体性」や、現状の課題を明らかにする「課題発見力」を挙げたことが12日、経済産業省の発表したア…

ネットウヨクのこのごろ

1月22日尊皇嫌韓中は、ネットウヨク登場の始まりであり、これを考え直すというのは、彼らにとっては自己を否定するに等しい。彼らはそもそも現状追随派なのであって、ファシズムとはとらえない菅井の見解については、否定する左翼の人も多いのだが、考えは今…

唯物論について 三題

1月20日唯物論という名称を使うかどうかは別として、自覚的な無神論者はだいたい左翼である。その反対に左翼なら、無神論ということは言えない。自然(諸事物)の連鎖、つながりこそすべてと見る人には、神様や超越はいらないのである。人も人々もちろん諸事…

「民」営化にまかせられないこと

1月16日「民」営(=私営、私物化)にまかすことのできないことは軍事と警察ではない森田氏のホームページの 森田実の時代を斬る の3月3日に、衆議院で森田氏がしゃべったことが載っている。これが正論というもので、今の小泉安倍のなんでも民営化(私物化)…

「テロリスト(幽閉者)」について國貞陽一氏が書いています

1月12日「テロリスト(幽閉者)」について2/14に書いたが、この作品、および足立正生について書かれたブログで菅井が一番得心したのは、「EXIT 2007」 という國貞陽一さんのブログ記事2/25 及び 2/26 である。國貞氏は、単行本「テロリスト(幽閉者)」を縦…