2006-01-01から1年間の記事一覧

感謝

忘年会といった類のものには今年は縁がないものと思っていたが、ひょんなことから、あるお仲間たちの忘年会に入れていただいた。仲間というものはすばらしいものである。共同の目的をもち、人としてつながり、そして、仲間の共同性を再生産する実践をもって…

年の瀬に、死んだ者たちと

今から一時間半程前に、この地球上でサダムフセインがクビをつらされて殺された。サダムフセインは政治的誤りを犯したかもしれないが、人道に対する罪の内実ははたから見ても、あまり明らかにはならなかった。裁判中にフセイン側の弁護士はテロで殺されたり…

平和主義とネット右翼

この一年間で、ネットにおける平和勢力とネット右翼たちの力関係には大きな変化が生じた。まず、平和主義のサイトが、それもしっかりしたサイトが増えた。 1、2年前は、平和主義者は、ネット右翼たちの組織的な攻撃に一人で防戦をしなければならなかった。ネ…

歌の運命

digital ひえたろうさんの 〈今号の名言集〉はおもしろいページだ。きょうはこんなものを見ていた。歌、名曲の運命についてだ。《だが、ホントはそれらは有名になることで「オシマイ」になることではなく、それこそある種の「永久運動」であるはずなのだ。昔…

クリスマスのこと

日本では幕末から蘭学者によって、オランダ正月という祝宴が開かれたそうですが、そのもとになったのは、キリスト教禁令下でクリスマスを祝うことができない長崎出島のオランダ人たちが、日本の冬至祭に借りて日本人を招いて催した「オランダ冬至」というお…

そのまんま東氏談合擁護して叩かれる

そのまんま東氏が談合を擁護したというので、問題になっている。 確かに、公正に公開の価格競争でやるといっておいて、実は、うちわで落札する人を決めておくというのは、おかしなことである。それによって不当に高い落札価格になっていたらそれは問題だ。 …

いじめ助長を糾弾する

いじめ助長のCMに対する糾弾が自然発生的に生じている。 糾弾というものは公的にきちんとやられなければ、効果もないし、本来の姿をはずれるものである。ソフトバンクの対応を見ても明らかなように、今の形では、いいのがれられるのである。「いじめを意識し…

できるということ

あらゆることにおいて、できるようになるということが根底にある。 反逆、ということにおいてもそれは同じである。

無断リンク断想

他人のサイトにある画像へ直接リンクすることによって画像を表示することが悪いと認める人が、 他人のサイトに無許可で直接リンクすることを インターネットの技術の特質(ハイパーリンク)を理由にして自由であり、かまわないと主張することは矛盾している…

日本の使命

日本の経済は、勝ち組だけが潤っているにしてもたちなおっているという説と、回復というのは事実でないという説とあるが、 いずれにしても、さらにアメリカが戦争を引き起こせば、それへの経済的支援(自公内閣は、軍事支援もみえをはってやるであろうが中心…

空気とは

空気を読まないといけない とよく言われる。 空気とはなんだろうか。 ネットを見ていて、あるはてなブログにかなり明快な定義があったので、あ、そうなのかと、感心した。《まずそもそも「空気を読む」とはどういう行為なのか? それは、人々の複雑に絡み合…

いじめ自殺訴え

まず、問題なのは、いじめの連鎖の構造であって、それを変えることが問題なのであって、いじめ自殺を公的機関に訴えることの連鎖が問題なのではない。 いじめは今までもあったし、いじめによる自殺もあった。いじめへの抗議の遺書を残しての自殺さえ少ないが…

人は言葉によって人になる

人は言葉によって人となる。ある人間は、自分が自分でいるための言語行為を持っている。 話しかけや読み聞かせの大切さが、教育について語られるのは理由あってのことである。 もちろん、愛情、受容をともなったそうした言語行為にめぐまれないとしても、人…

日本の外交原理を問う

《拉致問題の前進が前提=対北「見返り」で−麻生外相 麻生太郎外相は17日午後、再開される6カ国協議に臨む政府の方針について、「核の問題が片付いたとしても、拉致の問題が片付いていない限りは日本に(見返りの経済的な)負担を求めないで下さい、というこ…

一つの思い

革命は一般には、反動階級による過剰な攻撃から始まるものである。教育基本法に改正教育基本法をとって変わらせた反動勢力の行動は十分それに値する。将来の歴史の本にはもちろん、「教育基本法」の精神に反対する勢力が、強力によって、「改正教育基本法」…

教育基本法廃止さる

改正教育基本基本法 が 自民党と公明党の賛成により、国会を通った。防衛庁の省昇格と同時にである。 この改正教育基本法にかかわる国民の意見をきくためのタウンミーティングがまったくのやらせであることが暴露された時点で、改正の要・不要を問うことから…

日本国家の立場

毎日新聞報道によれば、なんと、「日本国家がアメリカのイラク戦争を支持したことはない」のだそうだ。<久間防衛庁長官>イラク開戦支持「公式見解ではない」 久間防衛庁長官は7日の参院外交防衛委員会で、米軍のイラク開戦について「政府として支持すると…

生きている亡霊たち

今の日本国家の起源、明治維新薩長国家の大本にもどって、それでよかったのか問い直す潮流はしだいにネットの中でも、その姿をあらわしつつある。ネット強者であるネット右翼たちも、その批判を正面からとりあげないわけにはいかなくなっており、薩長の正統…

再び脳裏に浮かぶこと

菅井の、イラク侵略が始まった直後に書いた文章を再録する。某サイトにのせたものである。《脳裏に浮かぶこと 03年4月8日 アメリカのイラク侵攻はついにバクダッドに及んだ。今の時点で、本格的な市街戦にはいっていない。 歴史を振り返ると、いろんなことが…

エンゲルスの誕生日

きょう11月28日はエンゲルスの誕生日である。 マルクス主義が社会的に尊重されていた時期には、マルクス主義攻撃はエンゲルスの客観主義とか、科学主義とか、言われて、エンゲルスに集中したものだが、マルクス主義の要であり、その後のさまざまな社会科学に…

敗北から学ぶ

《あすにも国会正常化へ 野党、沖縄敗北で審議模索 教育基本法改正案をめぐり、衆参両院で審議拒否している野党4党は20日、沖縄県知事選で野党統一候補が敗北したことを受け、「ここが潮時」(民主党国対筋)と審議復帰を本格的に模索し始めた。民主党の…

支配階級は実在する。

支配階級は実在する。 支配階級という言葉は、単なる観念ではない。実際に縁故、類縁、共謀などの人間的つながりとして存在しているのである。安倍氏はそれをわかりやすく、教えてくれている。 我々が自分は支配階級に属しているか、知りたかったら、自分の…

ロシアみたいになってきたか日本

夕張市で、破産のため、唯一の老人ホームが閉鎖されることになったそうだ。 日本も、いよいよソ連解体後のロシアのようになってきた。《財政再建団体に移行する北海道夕張市は17日、財政再建の一環として、市営の養護老人ホームを08年度末に閉鎖すると発…

そして安倍もいなくなった

自民公明は、勝手に参議院での教育基本法の審議を自分たちだけではじめた。 以下の写真は、空っぽの国会で趣旨説明して質問を受ける安倍首相とあるが、いったい誰の質問を受けているというのか。やらせのタウンミーティングと同じである。 その写真内に一人…

国会で自公ばかりが叫んでいた

4分 7分 9分 これが本会議で教育基本法改正採決に使った討議の時間。 初めの一番短いのが、委員会での討議の委員長報告、次が自民党議員、一番長い9分が公明党議員。それだけである。反対討論は存在しなかった。強行採決である。 森山委員会委員長はただ、こ…

強行採決 やはり岸の孫が原因だった

委員会会場には、自民党と公明党議員しかいなかった。 委員会で野党の反対を押し切って、強行採決。15日 午後5時20分。 自民党の賛成趣旨は、愛国心の意義の強調ばかり、今の教育基本法は自由が行き過ぎだと本音を言っていた。それに対して公明党は国家主義…

いじめを訴えての自殺予告相次ぐ

自殺まで考えての訴えであるからこそ、いじめに抗することができる。 「いじめはなくならないし、悪くない、いじめられる子に原因がある」、これが、今の日本の支配的な考え方だからである。支配的な考え方においては、いじめ問題というのは存在しないのであ…

いじめの連鎖

いじめの問題を訴えると、さらにいじめられる。これが今までの日本の状況である。いじめを原因とする自殺予告の手紙を文部科学省が公表して以来、その状況は、この手紙がいたずらであることをにおわせる発言の形をとってネットにあふれはじめている。いろい…

日本ハムアジアでも力を示す

アジア戦は北海道日本ハムファィターズが台湾のラニューを1対0で下して優勝した。 緊迫した投手戦で、後半、双方に守備のミスがあったが、日ハムはそれをすぐカバーできたが、ラニューはミスが連続してしまったのが分かれ目だった。そういう意味ではどちらが…

読売新聞は、沖縄知事選挙のアンケートをして情勢分析をしたそう。 統一を優先するために、候補者糸数氏を決定するのが自民派候補より一ヶ月おくれた平和陣営が激しく追い上げてならんだかたちでの接戦に成っていること、今なお決めていない人が3割もいるこ…