敗北から学ぶ

《あすにも国会正常化へ 野党、沖縄敗北で審議模索

 教育基本法改正案をめぐり、衆参両院で審議拒否している野党4党は20日、沖縄県知事選で野党統一候補が敗北したことを受け、「ここが潮時」(民主党国対筋)と審議復帰を本格的に模索し始めた。民主党小沢一郎代表も同日夕、鳩山由紀夫幹事長らと会談し、審議復帰を事実上容認。21日の与野党国対委員長会談を経て、国会は22日にも正常化する見通しとなった。
(中略)
 民主党はこれまで、与党単独で衆院採決が行われた教育基本法改正案を、衆院特別委に差し戻すことを主張してきた。国会で強硬姿勢をとってきた背景には、沖縄県知事選をにらんで共産、社民両党と共闘し、与党との対決姿勢をアピールしようとの狙いがあった。しかし、期待した結果は得られず、「民主党保守政党なのに、民主党支持の保守層をとりこぼした」(国対幹部)と、小沢氏ら党執行部の対立軸路線の限界を指摘する声も出ていた。
産経新聞) - 11月21日8時1分》