歌の運命

digital ひえたろうさんの 〈今号の名言集〉はおもしろいページだ。

きょうはこんなものを見ていた。歌、名曲の運命についてだ。

《だが、ホントはそれらは有名になることで「オシマイ」になることではなく、それこそある種の「永久運動」であるはずなのだ。昔から「歌は世につれて」もけっして「世は歌につれる」ことなどないのだ。だから、尾崎よりも10年以上も前に「わたしたちの望むものは、社会のための私たちではなく/私たちの社会なのだ」と岡林信康がうたっても、けっきょく社会はそうならなかったように尾崎やエコーズの歌にしても、それが具体的な現実変革の力になるためには、歌ではなくそれに共感した人たちの別の行動が必要になるのだ。でなければ、うたっている者は、スターという座に安住するか、聞く者はそれを聞きうたうことで「免罪符」でも手に人れたように、これまた安住することになるのだ。》 音楽評論家 田川律さんのことば


紅白歌合戦は見ないし、そもそもテレビを見なくなっている菅井だが。今年もいい歌がなかったのではない。