「首相に憲法変える権利ない」=社民・土井氏が痛烈批判

5月20日13時1分配信 時事通信

 社民党土井たか子前党首は20日テレビ朝日の番組に出演し、安倍晋三首相が憲法改正参院選の争点にすると表明していることについて「首相には憲法99条に(規定される)尊重・擁護の義務があり、変える権利はない」と痛烈に批判した。
 土井氏は、首相が現行憲法連合国軍総司令部GHQ)による押し付けとの立場を取っていることに対し、「日本国民はむしろ、GHQが原案を出し、帝国議会で審議された中身を見て喜んだ」と反論。首相が集団的自衛権行使の個別事例を研究する有識者会議を設置したことについても「国会論戦で固められてきた(行使できないとの)政府解釈を、ころころ変えることができるとなると、立憲政治は成り立たない」と指摘した。