ブッシュ政権は「史上最悪」=カーター元米大統領

5月20日15時0分配信 時事通信

 【ワシントン20日時事】カーター元米大統領は、19日付のアーカンソー・デモクラット・ガゼット紙のインタビューで、ブッシュ政権が行ったイラク戦争を厳しく批判し、「世界中の国々に悪影響を与えたという点で、この政権は史上最悪だ」と酷評した。
 カーター氏はイラク戦争について「米国の安全に直接の脅威がなくても、政権を転覆したいと考えれば、先制攻撃を仕掛けることができるという前例をつくってしまった」と指摘。パレスチナ和平問題もブッシュ政権の下では「対話がゼロだ」と批判した。