原和美の日々雑記

たくさんの皆さん、ありがとう!     2007年8月12日
 17日間の選挙戦、無事終わりました。雨や台風や蒸し暑さ、目もくらむような真夏の太陽が照りつけた日もありました。このような過酷な状況で、しかも時間に追われながらの選挙戦です。でも、スタッフの皆さんも選挙車もそして私も、事故や怪我もなく無事終了することができてホッとしました。
 公示の日、公営掲示板へのポスター貼り。私達のような小さな組織が参院選を戦うなんて「無謀」だと言う事を思い知らされる最初の作業です。でも、すべてやり遂げていただきました。
 ポスター貼りが始めての人や、それこそ思いつく人達にお願いしながら、何百キロと車を走らせた人・・・。雨の中、炎天下の中、お仕事が終わってお疲れにもかかわらず演説会場に足を運んで下さった皆さん、街頭で立ち止まって話を聞いて下さった皆さん、2枚3枚ずつやもっとたくさんの選挙ハガキを事務所に届けたり送ってくださった皆さん、励ましのメールやお手紙を下さった皆さん、たくさんの皆さんにどれだけ励まされたかわかりません。
 私は何の心配もなく、全力で、思いのたけを訴えることができた選挙でした。
皆さん、本当にありがとうございました。心からお礼申し上げます。(ここまでは、8月1日に書きました)

 185,773票。
いよいよ結果が出る日、持てる力を振り絞った選挙(本当に)だったので、結果如何によっては2度と立ち上がれないかもしれないと、私は落ち着きませんでした。前前日、ある新聞が私はひどい状況にあると書いたからです。選挙の最終盤、自分の気持ちを立て直すのに必死でした。
 結果は、185,773票。事務所で開票状況を皆さんで見ていました。供託金没収点をクリアした時、安堵と小さな歓声。私は、何よりも供託金が戻って来るのがうれしかった、みんなのカンパとボランティアで成り立っている私の選挙。正直、ホッとしました。そして今さらながら、現在の選挙制度は民主的じゃないと腹立たしく思いました。間違いなく大政党に有利。政党助成金がたくさんある、宣伝物はたくさん作れるし、大きな広告。
 私の所属する「9条ネット」はほとんどマスコミに登場することなく、私も「諸派」。これじゃ最初から勝負は決まっているようなもの。現在の選挙制度で少数政党が勝つことはどれ程困難か、又思い知らされることになりました。 次に気にかかった事は、皆さんの思いでした。
 「今度こそ」と応援して下さった皆さん、皆さんのご期待にこたえる事が出来なかったこと、申し訳ない思いです。「せっかく投票したのに、上がらんかったやん」と言われたなどとお聞きすると、本当に申し訳ない思いで一杯です。
 投票日の翌日から、お礼の挨拶回りを始めました。(お伺いできていない皆さん、申し訳ありません)皆さん、口々に「よく頑張った」と言って下さったことに救われました。
 「年金、年金・・・」「民主党が圧勝か、自民苦戦・・・」などの連日のマスコミ報道の中で「変えるな9条」の私たちはこの点でも不利でした。でも、お話を聞かせてもらって良くわかった・・・、とてもわかりやすいお話でした・・・などとお聞きするとちょっぴり自信がついたりしました。そしていただいたお手紙には、先日学生時代のクラス会があって誰ともなく「やっぱり憲法だよね。だったら原さんだよね」と言う人がいてうれしかったとありました。
 開票日、結果が出てからマスコミの方々からコメントを求められました。「私の力不足で議席に届かなかったこと、支持してくださった皆さんには大変申し訳ありませんでした。ただ、今回の選挙に立候補して憲法9条の改悪を許さないことを訴えぬいた事で、今後の改憲国民投票に胸を張ってかかわっていけそうです。これからも憲法にこだわって改憲阻止の共同の運動を担っていきたいです。」
 これがすべてです。9月に入りますと、憲法学習会によばれています。着々と進む改憲の動きを見過ごすことなくしっかりと運動を続けていきます。
 (8月、残りの日々はお休みをいただきました)
 本当に、皆さまありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

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