前に、田中ユタカ氏のことを書いた。「ミミア姫」という、月刊「アフタヌーン」に掲載された単発のマンガだ。それについては、ネットを見ていて、菅井のその捉え方をとりあげて、全く見しらぬ方から批判を受けていることをあとで知った。ネ ットで日記をつけるということは、こういうこともあるものなのだなと思った。根本的には、生き方、感じ方の違いが横たわっているのだなと思いつつ、その取り扱いをありがたく感じた。
それ以外には、三島由紀夫についての他の方の文章の引用とコメントの日記に、注目してくれた方がいたこともあった。こちらは、僕の周りに三島由起夫好きの人が多く、そのこともあって書いたものだったのだが、それも意外だった。
田中ユタカ氏はどちらかというと、寡作の人であり、現在までの代表作「愛人（アイレン）」のあとしばらく作品を出さなかった。「愛人（アイレン）」の最終巻も連載終了後、何年か間をおいて出されている。今は、少年が幽霊の少女と恋をする物語、「愛しのかな」を書いている。
その田中さんが「ミミア姫」を連載として再開するらしい。
まだ、目にするのはひと月くらい後になるのだが、とても楽しみにしている。マンガの連載が始まるのをわくわくして待ち望むなんてことは久しくなかったことだ。
