参議院選挙・結果はでた

選挙の結果は、民主党の大勝、自民党の敗北である。
安倍を選ぶか、小沢を選ぶかが今度の選挙である、といった安倍首相であるのに
小沢が選ばれたのがはっきりしたのに、一向に辞める気配がない。
安保成立という成果を手にするとさっと引退して、反岸の国民の一大エネルギーをうっちゃって
自民党の危機を救った祖父岸信介のまねをされたらどうしようかと思っていた。
こんなにもバカなのか。
あるいは、もう一つ成果をあげてから講和したいとずるずるのばしに戦争をつづけ、
玉砕の連続、沖縄戦、大都市の焦土化、広島長崎での原爆の惨劇までされてしまった大日本帝国首脳と同じなのか。
教育基本法の廃止、改憲手続き法の成立ではまだ足りないというのか。
愚かなリーダーにひきいられたク二や組織は不幸である
考えうる一番危険な可能性は、解釈変更により、集団的自衛権(軍事同盟の合法化)を合憲とすることを強行し、
それを引退の花道として辞任されることである。
可能性はわからないが、そんなことだけは阻止しなければならない。


天木さんの残念な結果についてはいろいろ考えている。
理由は、やはり、マスメディアが、まったく不自然なほどに小団体を紹介しないことだと思う。わずか4団体しかなかったというのに、まったくといっていいほど報道しなかった。
 天木さんも、最終日の銀座四丁目の演説で言っていました。
「皆さん,この日本は,今度の選挙でもそうですけれども,自民党民主党でなければもう当選できないようになってしまいました。私は今度の選挙で本当によくわかったんですけれども,私たちは政党として認めてもらっていない。そうするとお金も出ない,…(聴取不能)…も出ない,なんにもない。ですから,どんなに私たちが一生懸命選挙を戦っても,どんなに私たちがいいことを言っても,全く皆さんに伝わらないんです。私は,このことが本当に口惜しかった。今度の選挙で,私がなにが一番口惜しかったかというと,私たちの声が皆さんに届かないんですよ。届かない。」(文面は、人工楽園さんより拝借)
国政選挙は、国家の最高にして最重要の行為、国産みの儀式である。それは選挙を真に尊重、大切にすること以外から出てくることはない。選挙は公事なのである。メディアは、それを私物化したり、視聴率、自分達の政治的立場からする好み、お上への配慮によって、報道する対象を決めてはならないはずである。ところが、メディアは自民党民主党ばかりを取り上げた。これは、国家を害する行為、国家を壊す行為である。選挙を公平に報道し、有権者一人一人にきちんとした選択を可能にするように、材料を提供することがメディアの「公」的使命である。「私」企業だということは、いいわけにはならない。


天木さんという人が、日本に存在し、本気で第九条を守ることを考え、平和の一大勢力を、と訴えていることを知ったことが菅井にとっては、今回の選挙での最高の慶事であった。今回の選挙の意義はそれにつきると思う。


天木さん、ともに戦った9条ネットの候補者の方々、9条ネットのメンバーの方々のご努力に敬意を表します。