民族差別主義者たち

もともとの右翼、街宣右翼、組織右翼を隠れ在日だとか、言ってあんなものはウヨクではないとけなす、「ネットウヨク」とまだ呼ばれている民族差別主義者たちは、国内では日教組差別、部落解放運動差別、共産党差別、平和主義ブログ差別などに余念がない。
プリンスホテルの無法行為で日教組が大会をひらけなくなったときも大喝采していた。
だが、それは何故起こったのかというと、利用者サービスをしなければならないはずのプリンスホテルが、街宣右翼の大音量による妨害行為、挑発に屈したからである。
街宣右翼とは違うとおっしゃる「ネットウヨク」の人が実際には、街宣右翼のやったことに拍手喝采 だと言うことなのだ。
こういう構造は、ネットにおける平和主義ブログ攻撃の時によーくわかった。暴言を批判すると、わたしは論理的に論ずるので彼らとは違うというのが出て来て、「スコラ議論」を始めるのだが、彼らは決して、暴言連中を批判、そのあり方を阻止しようとはしない。口ではちがうといい、軽蔑さえしてみせるのだが、その効果にのっかってものをいい、それを支持しているのだ。

自滅主義者という言葉がある。アメリカ政府の一部の支配的な潮流を説明するための言葉で、わざと、戦争などをおこし、正義のためとかいうが、実はその政策によって失敗をさせ、実際にはアメリカの没落をもたらしているブッシュたちのことをいうのだ。イラクでのアメリカの失敗、イスラエルの中東でのさらなる孤立を観ているとなるほどと思える。
嫌中、嫌韓、嫌朝の民族差別主義者たちのやっていることを観ていると彼らも自滅主義者だなと思う。最近も、中国食品だけの全面禁止を言う連中が目だったが、彼らの言うとおりにしたら、食料品、生活必需品の値段は上がる。場合によってはなくなる。賃金をキリつめられている者にとって中国製品の利用は生活防衛の必要悪の一部なのだ。飢え死ぬより安い外国製品、なのである。
その安心弁を壊すことによるさらなる不安の醸成が、彼ら排外主義者、民族差別主義者のやっていることである。自分達で自分達の生活を破壊する自滅主義者なのである。