いろいろな差別

日本にはまだいろいろな差別、差別意識があるが、菅井にとって、もっとも近しいそして意識されにくい差別は、「アカ(共産主義)」差別、「ニューエイジ」差別、「おたく」差別の三つである。いずれも自分にかかわるものである。最初のものは、その歴史は長い。自由民権以来の日本国家社会に骨がらみの差別である。2番めのものは、1960年代末に端を発し、80年代にムーブメントになった。三つの中では3番目のものが今、いちばんよく差別と戦っているかもしれない。
日本社会でのこの三つの差別は、これらを見えないものとすることに貢献していて、それらの最良の要素、精神は日本に定着をはばまれている。
新自由主義思想支配の元にはそれがある、と考える。