総選挙小括

国会の選挙で、自民・公明が敗北し、民主党が大勝ちしたので、
公明を嫌いながら何がなんでも自民を支持し、民主党反日として政権が変わることに反対してきたネット右翼たちは動揺し、たたかれてもいる。一部はすでに民主党に鞍替えして、前原グループに希望を託してさえもいる。自民党民主党のどっちにも勝ってほしくなくて、均衡を望む人もいる。
相手にレッテル(反日、ぶサヨなどなど)をはって炎上攻撃などでたたきのめすことを自分たちはやっても、逆は局地的にしかされなかった彼らは、ようやく自分たちのやっていたことを反省するチャンスがきた。それはいいことだろう。
だが、自民党がボスたちを中心に100人残って、かろうじて総崩れにはならなかったように、ネトウヨもその主張は、現状認識の多様さに応じて、分裂していくことにはなるだろうが、まだまだ生き延びていくだろう。マスメディアは当面、自民党は死んでないというキャンペーンをはっている。
次の参議院選挙で、自民党復活の芽がもはやない、ということがはっきりして、初めてネトウヨは終わる。そのあと、彼らがなにに変貌するかは未知だが、菅井としては、彼ら自身の本当の現実的利害に立脚したものになっていくことを今後の日本のために望む。
右翼と左翼の区別からはじまって、自分の存在基盤に至るまで、
一人一人が自分の頭と事実で考え直しながら、なし得ることを行動していくこと。
よりよき日本、本当の日本はそこからしか始まらないと思っている。