理論的メモ

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心に空洞をかかえた人々が
ぼくらだという気持ちは最近とくに
強まった。
経済学の範疇である
賃労働者
という理論用語は
今ではそのまま
日常用語や実証的社会学の言葉にはならない。
諸民と菅井は暫定的につかっている。
諸民は一方では
社会学的にさまざまな集団や結びつきとして分析される必要があるが
他方
主体的、実存的にも理会されねばならない
村上春樹らが描いた空洞はそれに隣接していると思う