くだらないことを口実に日本を悪くするのは勘弁してほしい

流出犯人さがしから、ついには、処罰法案の必要までエスカレートしている
ビデオ問題だが、


本来情報は、公開されるべきものである。
外交その他の配慮から、特別に非公開とするのは、例外なのである。


だから、もし、そういう配慮から伏せたものが、流出させられたら
ゆゆしき事態が発生するはずで、
外交上のその事態を解決するために、政府はしゃかりきになるはずであり、
流出犯人さがしが、メインになるはずなどないのである。


だが、この流出で、大変になったという話はきかない。
中国がこれで怒ったという話もない。
中国世論が,公開にいきどおったということも、特にないようである。


もともと、日本官憲が、拿捕しようとして、船の船長があばれたことは、中国筋のメディアにものっている。それは、しくまれたテロでも、軍事衝突でもない。はじめの取り締まりが妥当なものだったかどうかが問われているのだ。
 この水域では、お互いに、自国民以外はとりしまらないことにする約束を日本側が破り、とりしまろうとしたことが根本原因なのだ。日本の右翼的週刊誌もその約束の実在を、反日的と攻撃する事で,認めている。それをしたのは,民主ではなく、自民党政権時代なのだ、「酒乱?」船長がそれにいかってぶつけたからといって、中国側が動揺するはずもない。


ということは、これは、非公開にするべきものではなかったということだ。


そもそも、機密ともいえないものが、もれたからといって、
その、もれたことを大変とさわぎ、漏洩罪だかの、
政府に都合の悪い情報をかくし、日本を全体主義国家へとつくりかえようとすることなど、言語道断だ。


政府がだめだめな中で、マスコミがその旗ふりをしているが、いよいよ、ナベツネ「長谷川」(アニメ「ぼくらの」参照)の大活躍ということか。


犯人は、日本を反中国にしようとしてやったのだろう。満州事変前の軍部の行動と同じような、暴走だ。


だが、満州のような日本がうばえるようなところは現代にはない。そんなことをしても、一時の「王道楽土」さえ手に入れることはできない。