放射能汚染多い

新宿の空間放射線量が事故前にもどったと言われていたが、事故前の高い方の数値に高止まりである。セシウムが主なのなら、そのままにすれば30年下がらない。あるいは毎日新しいヨウ素が供給されているか。下の記事は後者を示唆している。安全委員会は、実際の放出量の七分の一くらいにみつもっていたことになる。
それから、菅井は毎日見ていて気がつかなかったが、地上20メートルの数値と書いてある。地表につもった放射性塵の影響を受けない純粋な空間線量をはかるためには、たしかにそれがいいだろう。だが、地上20メートルは超高層マンションである。菅井のように一階に住んでいる貧乏人の生活環境ではない。なぜ、地上2メートルの数値に修正して発表しないのだろうか。
「都民の皆様の健康不安を解消するため、最新の測定結果をホームページで提供しています。」とあるが、地上2mだとどのくらいか、発表しなければ、実際の生活と離れてしまい、健康不安は解消されない。福島の小学校の測定データを見るかぎり、地上1.5mとか2mとかだと、地表面の線量とほぼ同じになっている。三階の外の値より何倍も高いのである。東京でも、地上20mの数値よりは確実にかなり高いはずである。事実、個人で測定した値がustreamなどに中継されているが、その値はもっと幅広い。新宿の値は最小値に近く、東大本郷の測定でも、0.07μシーベルトではなく、0.15くらいである。また、瞬時には、0.4μシーベルトくらいにはなることがある。