リビアーどこかで見た姿が

リビアで、内戦が首都トリポリにおよんでいる。
トリポリに侵入した、NATO軍に支援された反カダフィ軍が大半を押さえたとの報道だ。カダフィは、まだ戦っているようだが。


これを、エジプトの市民デモによる政権打倒の延長上にあるとする報道が一般的であるが、アメリカ軍らによるイラク侵略の方に似ている気がする。


確かに、直接攻め込んだアメリカ軍と、上空から制空権を支配、爆撃に専念して、地上戦は、反カダフィ勢力にまかせている違いはある。
だが、カダフィ政権崩壊を喜ぶトリポリ市民、というのは、
フセイン象を倒して喜ぶバクダット市民の映像とよく似ている。のちには、やらせ(煽動工作による)とわかったものだ。


カダフィが「反カダフィ勢力は、西欧勢力に支配されるだけだ」、といっているのは、イラクのその後を知っているものには、そうかもしれないと思うし、反カダフィには、実はイスラム原理主義的なものが入っているというが、イラクもなんだかその後の展開がシーア派主導となって、アメリカ軍が撤退するとか、似ていなくもない。