福島第2原発再稼働を=電力不足を懸念−日商会頭

 日本商工会議所の岡村正会頭は20日、福島市で記者会見し、定期検査などで停止中の原発の再稼働問題について、電力供給不足懸念を踏まえ「政府が安全を確認し、地元の理解が得られるなら、当面は再稼働へ進まざるを得ないし、進むべきだ」と述べた。また、「地元理解が大変難しいことは認識している」と断った上で、東京電力福島第2原発の再稼働に期待を示した。
 さらに長期のエネルギー政策に関して「技術の進展は予測がつかない。10年後くらいに改めて見直す必要がある」と指摘。将来、安全技術が向上すれば脱原発を転換すべきだとの考えをにじませた。(2011/10/20-15:33)