自分探検事始め

自分の実践を評価する基準は?

自分にやさしく 自分を大事に ということ

階級闘争が意識から独立に遂行されているので、賃労働者の側は、意識すると否とにかかわらず、絶えず自分に無理をする傾向がある。それに喜びを感じたりもしてしまうほどだ。
だが、自分のしている行為の中に、自分たちにやさしく、自分たちを大事に、という方向での選択肢がないか、よく見てみることは大事だ。
存在そのものが、資本主義社会内で大切にされていないのだから、それはささやかなものかもしれないし、やさしく、と思ったことが逆の結果を生じてしまうことも多く、簡単にはみつからないと思うかもしれない。

だが、それは必ず存在する。「階級闘争が実在する」とは、そういうことだ。

そして、その場合、自分のこころではなく、まず身体を喜ばす、楽にする、やさしく、大切に、ということに注意すること。(唯物論原則)たとえば、手近には、風呂に入ること、寝不足だったら眠ること。腹が減っていたら飯を食うこと。お茶を飲むこと。

ささやかだが、確かに自分にとっての、「やさしくの行為」をみつけだしたら、それを大事に実行すること。(個体原則)その行為の結果生じること、ものをよく味わってみること。簡単に善し悪しを決めてしまわないことが大事だ。