2チャネラー・ネット右翼の認識の誤り(暫定テーゼ初稿)

いつまでも、後ろばかり見ているわけにもいかない。

Karenさんのライヴドアの「愛と平和」コメント欄とトラックバックに対する荒し攻撃-の卑劣さは、コメント欄を順に読んでいけば、まともな心を持つものには誰にも伝わるので、彼らはただただ、自分たちの罪の証拠を残しているばかりなのだが、2チャンネルという閉鎖空間の中で自分たちの非常識を強めるばかりだった彼らにはわからないのだろう。
コメント欄の運用をどうするかも、トラックバックの利用をどうするかも、ブログ主の当然の権利なのにわきまえず、いやみ、精神的暴力を平気でして加わる者の非常識は何だろうか。
 こうした情況こそ、かつて日本軍が中国の首都南京において行った大虐殺を行わせたと通底する心理状況なのである。心あるものは、恥じよ! ま、彼らにはかえるのつらにしょんべんなのだろうが。
 だが、そのKarenさんは新たに、アンケートブログという斬新なアイデアをひっさげて、ヤフーブログに優れた論陣をはっている。ここにお勧めしておく。その、原則的な姿勢は大変勉強になる。
     ヤフー「愛と平和」http://blogs.yahoo.co.jp/karen_200x/22506901.html

 また、新たに自身の日記で登場したipoddotnanoさんの今後にも注目したい。

 とりあえず、暫定的なものだが、以下にアップする。心あるインターネットの平和諸民にたたき台として検討してしただければ幸いだ。                      菅井





     2チャネラーネット右翼の認識の誤り(暫定テーゼ初稿)



その1 日本の伝統ではない、近代国家によるまがい物を伝統文化とまちがえている。
   すでに、初もうでを例にとって、少し考察した。(1月2日日記)


その2 日本の文化は、深く深く中国と朝鮮の影響を受けているのにわきまえず、嫌中、嫌韓などと、国家ぐるみで、お隣の人々を見下しているが、これは自国の文化に唾をはくにひとしい恥ずかしい行為である。    
その3 明治維新国家以来の日本の近代国家なるものが現在にいたるまで、一貫して、西欧への事実上の従属国を抜け得なかったこと、或る時期の中国、朝鮮への優位は、別に日本が神国でも万世一系天皇を有する唯一無比のお国柄だからなどでもなく、西欧文化をよりはやく身に付けたからにすぎないこと、過去の中国、朝鮮は日本から、日本の精神文化を学ぼうとしたのではなく、アメリカやヨーロッパから直接学ぶ代りに日本に留学などして西欧文化を吸収しようとしたのであり、国家神道などのまがい物文化には、深く軽蔑の心を持っていたのだということをわかっていないこと。


その4 確かに西欧との対応では、日本にある意味で遅れをとった中国であるが、中途半端(西欧への従属、諸民の力による立国でなかったこと)な明治維新薩長藩閥政府の水準は、中国が辛亥革命を実現した時点(1911年)で、とっくに追い越していたのである。その後、中国はその革命を推し進め、今日の大国、中華人民共和国に到っている。それに気がつかず、日本の方が大国だとおもいこんでいる。


その5 日本の平和主義が単に第二次世界大戦アメリカに押し付けられた実体のないものにすぎないと考えていること。戦国時代の戦乱が終息して江戸時代になって以来、日本のお国柄はもうすでに400年間「平和」である。《戦争のできる「普通の」国家》というのは、明治維新国家の80年間、もっとはっきり言えば、日清戦争以降のわずか50年間にすぎない。それも、諸民はすんなり受け入れたわけではない。学校教育、軍隊教育、新聞などのメディアによって押し込んだのである。

 



 まだあるのだが、ここまでにしておく。いずれにしても暫定案であり、平和主義の諸民の方々の御批判をいただきながら、より正確な認識に直していければ、と思っている。2以下の項目についても、具体的に展開していくつもりである。