日本国がとっていない政策 平和主義

平和主義外交とは、平和立国、産業の発展、交易の活発安定が日本社会の最大の利益であるから、
近隣(東アジア)諸国の平和共存と緊張緩和を外交の最高課題として、
自国の対外政治を行っていくことである。

残念ながら、今の日本国の外交政策はそれではない。
冷戦時代の東西対立、軍拡競争、封じ込め政策の延長である。
封じ込める対象は、広くは、中国、韓国、朝鮮、インドなど
アジアの新興国を日米など既存の先進国で封じ込める
狭くは、朝鮮民主主義人民共和国を、孤立させ、経済封鎖、制裁を行う。
朝鮮が日本にミサイルを向けている基本理由は、日米のこの方針ゆえである。


この政策は、古びたものであり、多くの国はとっくに放棄しているものである。
そして、この政策が、同様な方針をとるアメリカとの軍事同盟自体が、東アジアの不安定要因なのである。


今の日本国の行っている外交方針は、
日本国の最高法規が厳密に、厳粛にその実行を求めている平和主義の政策とは、
まったく正反対の好戦政策であり、日本民族の未来を、諸民族の幸せを破壊する
まちがった外交である。

その主張を小泉首班は、ロシアのサミットでぶちあげ、サミットの方向をひっぱっているといううわさも聞く。
自国の最高法規を単なる紙切れ扱いして恥じない情けない態度には、まったく言うコトバもない。