新しいもの

 ネットの何人かの論者が、「近く、極端な形での政治路線の揺り戻しがあるうる」と述べはじめた。著名な森田実氏、某左翼系サイトの中心的な論客のF氏など。もちろん、少数であり、断定的なものでもない。今の日本の政治状況、思想状況を見ると、それは妄想としか思われない。だが、今までには、全くみられなかった見解だったものが出現しているのだ。
 「極端な形での政治路線の揺り戻し」とは、通例、ドラスティックな政権交代か、革命のことをオブラートに包んだ言い方だ。となれば、それは本当に妄想のたぐいに思われる。
 あまりの日本をとりまく状況のむなしさに、すぐれたネット思考者たちも、少々おかしくなったようである。