ブログの数だけ諸民は輝く その2

 こんな感じの、若い人のブログが目についた。

 《なに? 北朝鮮が、従軍慰安婦を強制連行したことに賠償しろって? 50年以上も前のことだろう。オレ生まれてないよ。侵略の事実を歴史として真摯に受け止める事は大事だけど、戦後50年もたった今になってなんで賠償ですか。こっちも拉致された人の賠償求めてやればいいんだ。
 南の人たちも同じようなもんだけど、前に韓国からの留学生と話して彼が徴兵を経験したこと、日本で勉強して、技術を身につけて、国にかえって会社をつくるつもりと言っていたのに正直、すごいなあと思った。日本人て、オレだけかもしれないけど、学生時代は適当に遊んで、どこか就職できればそれでよしと思ってるじゃない。しっかりした将来図を持っていることに素直にすごいと思った。
 オレら戦争を知らない世代は、実際にお互い殺しあった訳じゃない。感情的な摩擦は実際に殺しあった世代からの刷り込みのせいじゃないか。過去にあったことは、なかなか忘れる事できないにしても、今を生きてるオレらがそれに捕われすぎて互いにいがみ合い、罵りあうことの方がおかしい。》


 その感性のまっとうさにすごいなと思う。