幕末世界伝

経済が展開すると、世界は変わらないわけにはいかない。
唯物論歴史観というやつが言っていることはそれだ。
社会主義の崩壊は、資本主義の崩壊でもあると言った人がいたが、
どうやらアメリカの様相を見ていると、
それは的をいていたみたいだ。
世界の大きな変化が訪れる時、
事態を見通せず人はあがくものだ。
見取り図をもたないと、まともに動くことはできない。
羅針盤というやつだ。
だが、見取り図には、過去の経験をあてはめるというやり方もある。
たとえば、マルクスが1848年に、レーニントロツキースターリンが1919年に、
自分たちの状態をフランス革命の進行に比して
考えたやり方だ。
理論だけで全てが進むわけではない。
今の世界情勢は、幕末の日本の状況に比して読み解くと、
見えてくる、これについてはまた述べる。