フランス大統領選挙

フランスで右派のサルコジが大統領、国家元首に選ばれた。自身ハンガリー系移民の子のサルコジが外国移民排斥のフランス白人中心の排外主義の政策を実行に移すことになるのだろうか。フランス愛国主義もまた、日本のように親米になるのだろうか。サルコジ支持者の発言を見ると、日本と同じだな、と思う。ただ、フランスの革命的伝統をひく左派は日本の自由民権運動の伝統をひく左派と比べるとかなり戦闘的なように見えるが。規制緩和でまず壊されるものは何だろうか。いずれにしても、新自由主義政策が行われればそれは目に見えてこないわけにはいかない。

アジア各国での格差拡大といい、今回のフランスでの中道から新自由主義へのぶれといい、各国ごとの事情より、世界全体に共通した問題状況の方がクローズアップされている。まだまだ、迂回が続くだろうが、歴史の基本矛盾はどうやらはっきりしてきている。