国会、幕。

国会が閉幕である。強引な会期延長は議論のためではなく、ただ通すためだった。
社保庁は倒産である。苦情が出ているので、事後処理の窓口がフル回転しているようだが、この国家は、国民の老後問題に責任をもつことを投げ出した。後は「民間活力」という名の保険会社で、財産に応じて自由にやってくれということだ。
天下りを国家が一元的に管理して、官僚を国家に逆らえないようにする法律も通った。天下り自体は、国家と大企業のもちつもたれつが続く限りはなくなりようもないから、なくなるはずがない。
これは本当に、国会の閉幕である。このままが続くなら、次の幕などもうない。


さあ、退いた、退いた。これでもうおしまい。帰っておくれな。