久間氏辞任

久間長官は辞任を発表した。
安倍は承認した。
久間氏は、あいかわらず誤解されたといいつづけ、地元議会にまで全会一致で非難されたにもかかわらず、
何が悪いのか考えようとしていないのではあるが。
ここまできて、自分の発言の何が軽卒で、何が問題であるのか理解できないようでは、自衛の最高責任者の資格はない。
だから、職責を退いたのはごねいすわりよりはよかった。後は、後任の人物が、きちんとした判断が出来る学ぶことのできる人物となることを望む。アジア・太平洋戦争の直前の時のように、代わるともっと悪い人になるのではかなわない。
いや、そうなるかもしれないので、選挙で結果を出すことが必要である。


日本人にとってヒロシマナガサキ被爆体験のもつ重みを改めて実感している。



なお、一部で報じられていることだが、小沢一郎氏のように、政府がいままで一度も要求したことのない謝罪要求などを早急にアメリカに対してすることは正しくない。まず、日本政府として、形だけは言い続けている核廃絶を、ここ10年退歩している状況をストッブして、本気でやること、核兵器の使用は違法であるという立場に転換することである。そういうこともせずに、やることは政治的にも道義的にも戦略的にもただしくないと思う。わけても、東アジアの非核化に積極的に協力することである。また、東南アジアへの日本の侵略によって、直接の被害を先の戦争で受けた国々が、おおむね原爆使用を当然のことと考えている事情も踏まえなければならない。たとえば、自国民を虐殺した日本兵が広島出身者の部隊であったことを知っている国に、ノーモアヒロシマを素朴に語っても、受け入れられないのはしかたのないことである。その意味でも、日本が先の戦争の責任をとること、侵略反省を公的に行うことは不可欠だと思う。

追記
当時の世界は原爆の実地使用未経験で、威力を実感していた人が希少だった。

ということから、核使用を肯定(「しかたない」)とする人もいるが、
開発当事者は威力をもちろん知っていた。
使ってみなければ、そのひどさはわからなかったのではない。

その見方はなりたたない。


追記
後任は小池百合子氏となった。
お玉様のサイトの情報によれば、沖縄大臣であった頃の行動、発言は諸民につれないものである。