沖縄で、教科書検定での、住民自決に軍隊が関係ないとして記述を削ったことに全会一致の抗議が決議された。沖縄の心は奮い立った。
ナガサキで、久間防衛相の原爆投下しかたない発言にたいして、反対の決議がされた。
ヒロシマでは、市長が、辞任は当然との談話を出した。
ヒロシマ・ナガサキのこころは動いた。
きっこさんの日記には、彼女がつのって、たくさんのヒロシマ、ナガサキの人が怒りの声を上げている。命を還せ、人還せ、平和で豊かなク二還せ、と。
ところが、中央政府の国会はもはや、討論の場ではなくなってしまった。多数をいいことに、自公政府がやりたいことをみな通すだけの場になってしまった。しかも、通ったものは欠陥法ばかりである。
国権の最高機関は、内閣ではなくて、国会なのだが、それはどこか遠くへ行ってしまった。
おかしいのは、核兵器の使用はしかたない、をはっきりと間違いだと公言せず、そう言った閣僚を罷免することもしない、核兵器好きで戦争好きの安倍首相である。核兵器の保有も使用も考えると一方でいいながら、どうして、核廃絶の先頭に立つなどという言葉が言えるのだろうか。わがク二に、そういう首相はいらない。
天木直人さんが繰り返し語っている「九条の神」が動き出すのには、多分沖縄やヒロシマ・ナガサキの心が動きださないといけない。それは動いた。
久間防衛相はようやく辞任した。直接には公明党と参議院自民党に見捨てられたからかもしれないが、その公明党や青木氏を動かしたのは、諸民の願いと怒りに対する怖れである。(本来は、畏れでなくては、いけないけれど)
九条の神が動き出すまでにはあと、何が必要だろうか。