新潟から長野にかけて地震

新潟・長野で地震がありました。
被災された方々には心からお見舞いを申し上げます。
テレビはその報道一色になりました。
画面から見る限り木造家屋の倒壊が目立ち、けが人多数、死者も出ているようです。そして柏崎にある東京電力原発がストップしました。煙は上がっているが放射能もれはないそうだと言われていましたが、放射能汚染の水は出てしまったそうです。でも、原子炉の破壊などはなかったそうです。
阪神地震のようなすさまじい状況にはなっていないようですが、大地震であることはまちがいありません。

選挙演説中の安倍首相は、その報が入ると、ただちにもどると言って取って返したそうです。 
レスキュー隊の出動以外に、自衛隊の出動を新潟県は要請したそうです。

自衛隊の出動については、

 自衛隊が災害時に出動するのは当然と思っている方も少なくないと思います。しかし自衛隊災害派遣の目的は、治安出動の一環として行われるものです。
 防衛庁の作成している災害派遣計画では、自衛隊の活動は「偵察」、「要人の緊急輸送」、「交通統制」などが第一で、人命救助については「可能な限り実施」としか書かれていません。
「もし阪神・淡路大震災でもっと早く自衛隊による支援活動が行われていれば、あれほどまでの多くの尊い人命が失われなかった」という見解もありますが、
阪神大震災後の自衛隊機関紙「朝雲」では、部隊が上からの指揮命令で動くため現地到着が遅れたこと、人命救助の装備や訓練がなかったことが切々とつづられています。そのおりの実働部隊は、治安任務の12000人に比して、災害救助に割り当てられたのは、わずか4000人であったことが明らかになっています。
 阪神大震災のおりに、人命救助に役立ったのは他でもない消防レスキュー隊や全国からのボランティア、なによりもそこに住む住民と在日朝鮮・中国人をはじめとする人々との助け合いでした。人命を大切にするなら、消防レスキュー隊の強化にこそ力を入れるべきでありながら、予算を削り、軍事化にのみ力を入れることは住民のためとはいえません。

というような声もあります。

 国や自衛隊の災害に対する関わりの仕方がどういうものでありえるのかは、阪神や新潟の地震の経験を踏まえているでしょうから、前と全く同じではないと思いますが、きちんと検証すべきことと思います。
 柏崎原発についても同様です。

救助活動は続いています。 
関係各機関には、救助にあたる方々が二次災害などにならないよう、配慮をしっかりとお願いしたいと思います。



次のサイトの情報が参考になりました。

  1. こども省 http://d.hatena.ne.jp/ecochem/20070716   新潟長野地震全般について
  2. とにかくむちゃくちゃ雑多なメモ http://d.hatena.ne.jp/perushaneko/20070716  柏崎原発についてリアルタイムの状況
  3. 東京電力柏崎原発のホームページ http://www.tepco.co.jp/nu/kk-np/index-j.html