天木直人 王子駅 朝 街頭演説

7月20日王子駅北口駅頭 7時 9条ネット 天木直人さんの街頭演説 菅井が聞き取った一部分ですが、のせます。


 みなさん、おはようございます。今度の参議院選挙はきわめてはっきりした選択の選挙です。つまり、これでも自民党に入れるのか、いや、もう自民党ダメだ、政権交代民主党に入れるか、このはっきりした選択が今度の参議院選挙です。しかし、みなさん、実はもう一つあるんです。つまり民主党が政権とっても、このアメリカへの戦争協力体制は直すことができません。今日本はどんどんアメリカの軍事協力を求められています。自民党は、小泉・安倍政権は、なんでもかんでもアメリカの言うなりである。どんどんどんどん日本をアメリカの言う通りに変えている。だからもうだめだ。 だが、民主党では政権をとっても残念ながら、アメリカのいう事聞くしかない。ですから私達はなんとしてでも三番目の新しい政治勢力を広げなければなりません。それは、平和の政治勢力なんです。みんな私達はこの平和の力を結集しないと、アメリカの戦争から抜け出すことはできません。今日本はもうれつな勢いで二大保守政党になっています。自民党民主党という2つの政党が圧倒的な政治になっている。二つ残るのはいいのだけれど、仮に残っても二つとも憲法改正保守勢力としてはアメリカの戦争を拒否することはできない。もしみなさんがアメリカの戦争もういやだと思っておられるのなら、三番目の平和の政党を育てなければなりません。わたくしたちは、この憲法9条ネットという新しい平和の政党をつくって、そしていろんな護憲政党をまとめあげて大きな力にしたいと思っております。
 天木直人、元外交官の天木直人は今こそ日本はアメリカの戦争から距離をおかなければならない、と思います。私は四年前にアメリカのイラク戦争に反対して小泉さんからクビになりました。満60歳、還暦になりました。還暦になって今度の選挙で立候補した。なんで私がこんなことをしなくちゃいかんのか、それは新しい平和の勢力を創りたいからです。今日本はいつまでたっても平和の勢力が団結しない。団結しないと、アメリカの戦争を救うことはできません。ですから、今度の参議院選挙で私は、憲法9条ネットを立ち上げて、共産党社民党一緒になって、ひとつの大きな平和勢力をつくるために今度の選挙に立候補しました。天木直人、元外務官僚外交官の天木です。みなさん、今度の選挙では自民党でも民主党でもいやだという方は、ぜひ、第三の勢力、平和の勢力、平和に結集するこの九条ネットに、天木直人によろしくお願いします。


「机の上の空」に、アメリ特命全権大使加藤氏が複数のアメリカ議会有力者に、
本会議で従軍慰安婦決議をするなら、イラク戦争復興の援助をやめるかもしれない
と威嚇する書簡を送っていたことがアメリカの新聞に暴露されたとある。(改憲問題リンク参加の「彎曲していく日常」さんで知りました)

テロ戦争への貢献という大義は、そのぐらいのものなのか。

本気でアメリカと対峙するなら、アメリカ国債の日本保有分を引き上げるとか、
米軍基地から出て行ってもらいたいくらい言わないと、というのはあたっている
よな

同じ外交官だった天木直人氏と比較してみる。

加藤良三 Profile アメリ特命全権大使

1981年8月 北米局安全保障課長
1984年7月 条約局条約課長
1987年1月 在アメリカ合衆国日本大使館 公使
平成2年 8月 大臣官房総務課長
平成4年 7月 北米局審議官
平成6年 2月 在サン・フランシスコ日本国総領事
平成7年 8月 アジア局長
平成9年 8月 総合外交政策局長
平成11年8月 外務審議官(政務)
平成13年9月 アメリカ合衆国駐箚特命全権大使

2007年7月  アメリカ議会での従軍慰安婦決議通過に秘かに反対し複数の議会関係者に対し、これが通ると日本はイラクに金を出さなくなるかもしれないと警告の手紙を書いていたのがワシントンポスト紙に暴露。



天木 直人(あまき なおと)  元レバノン特命全権大使


1969年 京都大学法学部中退、外務省入省
1972年 ナイジェリア日本大使館書記官
1974年 外務省経済局総務参事官
1976年 外務省在外公館課
1977年 外務省経済協力局・経済協力第1課(現・有償資金協力課)
1980年 在ジュネーブ日本国政府国連代表部
1982年 在サウジアラビア日本大使館
1984年 外務省経済協力局企画官
1985年 外務省中近東アフリカ局アフリカ第二課長
1988年 内閣安全保障室審議官
1990年 malaysia 在マレーシア日本国大使館公使
1993年 australia 在豪州日本国大使館公使
1996年 canada 在カナダ日本国大使館公使
1997年 usa 在米国ミシガン州デトロイト日本国総領事
2001年 lebanon 在レバノン特命全権大使

2003年8月 イラク戦争に反対し事実上の解雇処分を受け外務省を離れる。
その後自由な立場から言論活動を続けている