何かひとつのものを悪者にして、それをやっつければ全てはよくなるというものの考えは、個々の問題の具体的分析とそれに応じた正しい対処（解決法および責任の取り方）を妨げる。
宗教で、神様を持ち出し、心持ちの問題だとしたり、悪魔が悪いとしたり
ネットウヨクが中国朝鮮韓国と左翼が諸悪の元だとしたり、
世界で一番悪い嗜好品は煙草であるといわんばかりにその公共圏からの排除を進めたり
地球温暖化が環境問題の一番だと主張し教育すること
などいくらも存在している。
ある言葉が、思考停止の限界点なのか、そこからさらに現実をよりていねいに見るための扉をあけるものになっているか、それはすごく大事な事だと思う。
