思いつき

性同一性の認識障害という、言葉がある。生物学的にはオスである人が自分を女性であると認識したり、その逆にメスである人が自分を男性と認識してしまう事象をさす。
もしかしたら、同様に
年齢同一性の認識障害ということもあるのではないかとふと思った。生物学的には、中年である人が自分を中学生や高校生であるかのように感じるということである。いい年をした大人が分別なく、みっともない、なんて言われる場合、もしかしたらこういうことかもしれないと思うのである。
以前は、20歳と言えば立派な大人だったが、今では社会的成熟が全般的にゆっくりになっており、学校へ行く期間も伸びた。だから、昔の20歳は今の30歳とか40歳に値するという成長遅延説や
社会が複雑化して、成熟の形態も一様ではなくなり、子供と大人もスパッとは切れなくなったので、子供の精神的資質を残しながら大人になるケースも現れたというネオテニー説などが
考えられたのだが、
もしかすると、年齢同一性障害と言う見方が当たっているかもしれない。そういう説があるかどうかまだ調べていないが。