岩国市長選あした

岩国市長選挙投票日は明日だ。


福田中央政府から自公から差し向けられた
わざわざ衆議院の席を辞した自民党員。
岩国へ米軍機を今の倍移駐を強行することを使命とする
福田良彦候補のページでは

《私は市民党から
 岩国市民のために、本当にどうすることがよいのか。
 すべての市民の立場になって働きます。》

となっています。でも、福田氏はこの選挙のために自民党衆議院議席を辞任した正真正銘の自民党ではありませんか。 前々回の選挙で当選した自民党衆議院議員ではありませんか。それが、なんで、市民党なのでしょうか。

プロフィールには、なんと、自民党であったとは書かれてありません。「2005年の総選挙で、前職・佐藤信二の引退に伴い自民党の候補者擁立が難航していた山口2区から公示9日前に出馬が決定し小選挙区議席を5年ぶりに奪還した。」という記述だけです。議席をどこからどこが《奪還》したのか、隠されている主語は「自民党」です。民主党から自民党が奪還したんですよね。  

市民の立場に立つと言ってますが、中央政府が、中央の方針を押し付ける為に立候補させられた、自民候補です。だから、公明党も応援している。それなのに、市民党というのがおかしい。ずっと市民とか無所属議員で活躍していて出馬したなら、自民が押しても、市民党といえるかもしれない。大阪の橋下だったら、自公と話をつけて支持を確約してもらってから出ても、まあ、無所属候補で通るかもしれません。でも、福田氏は自民党以外の何者でもないではないですか。

これは言葉だけのことではありません。出馬の経緯からして、福田氏のやることは、自公政府の言われるようにやらざるを得ませんが、市民党を強調する福田さんは、そのことに触れていません。たとえば、米軍艦載機が大量に来る問題でも
「もちろん「艦載機」は来ない方が良いに決まっています。」とは書いていますが、「ベストの政策は艦載機をうけいれることです」などとは少しもいっていません。本音を書いていないと言うことです。
「話し合いで、安全性のことを論ずる」と書いてありますが、危険性があれば断るというのでしょうか。
そんなことはありません。むしろ、危険であれば、最も危険な区域の人間を移住させると考えているのではないでしょうか。

《「福田私案はなぜか封印されている」と地元マスコミ関係者はいいます。

 私案とは、福田氏が現職の衆院議員だった二〇〇六年九月十二日に記者会見で発表した「岩国基地再編に関する地域振興策」のことです。
 振興策の“目玉”は、基地に隣接する住民を「集団移転」させ、跡地に、空母艦載機部隊の米軍住宅(家族用四百七十二戸、単身者用千六百四十戸)を建設する構想。集団移転させるのはJR岩国駅に隣接する市街地ながら米海兵隊岩国基地に近く、爆音被害に苦しむ同市車町三丁目一帯です。
ビラでは触れず
 住民の移転先は、同基地から西へ約一キロにある愛宕山
 移転構想に「とんでもないことだ。誰もそんなこと望んでいない」(予定地の町会役員)と住民は強く反発したしろものです。
 福田氏は、市長選の出馬表明会見でも「愛宕山への集団移転も考慮している」と発言していますが、法定ビラでは私案にはふれていません。
 しかし福田氏は昨年十一月、移転予定地で町会役員を対象に説明会をもちかけるなど、動いていました。
             (赤旗) 》

でもそれは本末転倒だとおもいます。
赤旗指摘のこの内容は、選挙公約の書かれている今の福田候補のページには書かれていません。

代わりに、
「01/21: 旧コンテンツについて
諸事情によりブログを含む旧コンテンツの公開を一時停止させて頂きました。」

と書かれているだけです。それをとりやめたのではなく、隠したのだと見るしかないと思います。  

出身が岩国だからといって、米軍のさらなる岩国移駐を実行させるために、中央政府から、送り込まれた自民党候補であることはまちがいありません。そして、それを表に出さないように隠そうとしているのです 。 

おいしい話は、住民に対し、中央政府の言うことを聴かねば補助金をださないでひどい目にあわせるぞ、いやだったら言うこと聴け! という、非民主的な内容です。

ふところに余裕のある時代だったら、中央政府のおいしい話も実行されたかもしれませんが、親分のアメリカもがたがた、日本も国にそんな余裕はなし、ただただ企業がもうかって諸民はゆとりなし。おいしい話は証文倒れになることはまちがいありません。
 

福田氏は、自民党であることを隠そうとしています。さらなる米軍艦載機の大量移転を実行するために立候補しているということを隠しています。そういうのを、嘘つきというと、小学校の道徳の教科書には書いてあるのではないでしょうか。  
 

岩国市民が自らの真の利害を擁護できる選択をしていただきたいと願っています。