光市母子殺人事件

サーバーの都合できのうは読めなかった「世に倦む日日」を読んで仰天した。このプログは優れた分析ものせるが、肝心な時に、まったくド反動な主張をして、社会に害をなすことがしばしばであるとは感じていたが、まさか数日間におよぶ厳罰主義化を当然とするキャンペーンを貼っているとは思いもよらなかった。 
世に倦む日日は、俗情にさおさすブログだ。


菅井の趣旨は昨日述べたけれど、「世に倦む日日」を参照した上で、次のことを述べる。

本村さんは会見で
元少年については「反省にまだ真剣さが足りない」と話した。そして「死刑が内省を深める契機になると思っている。死刑以外で生き永らえるより、胸を張って死刑を受け入れ、社会に人を殺(あや)めることの愚かさを知らせるのが彼の役割」》
と述べた。

これは過ぐる日、連合赤軍総轄殺人事件で、リーダーの永田・森が仲間に求めた論理と同じだ。

森、永田は「○○はまだ、総括(反省)に真剣さが足りない。制裁こそ総括(反省)を徹底して革命戦士になる道である。総轄にがんばれ」と言って、皆にも「○○、がんばって総轄(反省)しろ」といわせ、なぐるけるしばる、の制裁をさせ 12人が殺されていったのである。
不可能な総轄を求めてできないとして殺したのが永田・森であった。
不可能な反省(事件の事実についての発言の真偽はともかく、被告の精神がある面できわめて幼く偏っていることは彼の発言から明らかである)を求めて反省していないから死刑を望むというのが本村さんである。

それは同じ論理だ。そして、その赴く方向も。


参照記事
2008-04-22 - 冨樫とエミネムを応援する日記
シートン俗物記 - 光市母子殺害事件雑感 
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20080423
http://d.hatena.ne.jp/toled/20080422/p1
http://d.hatena.ne.jp/welchman/20080422
http://sekakata.exblog.jp/7033468/