我が国政治の最終の言葉

きょうの天木直人さんのブログで、石原慎太郎(1960年においては反米反安保文化人だった)がサンケイにのせたひさしぶりのアメリカ批判について論評している。その通りだ、実行してくれということだ。だが、彼の方針ではできない、と天木さんは言う。

《米国から自立する事は、同時に日本の安全保障政策を自立させる事と表裏一体である。
石原は言うだろう。軍事力を強化して世界にバカにされない国になることだと。
それは米国が許さない。世界が警戒する。
それでも軍事的自立を図ろうとすれば、日本は孤立し、米国と軍事的に敵対することになる。

米国が文句の言えない安全保障政策、世界が歓迎する日本の国防政策は、憲法9条を掲げた専守防衛しかないのだ。》



菅井は、これこそ、結局のところ、我が国外交、ひいては政治についての最終結論だと思う。日本という国、社会、民族が滅びてイイというのならともかく、生きていこうとするなら、他の選択枝はないのだ。はじめに嫌韓中朝・反共ありのカルト右翼でない限り、その人の立脚点によって納得に必要な時間は早い遅いがあるだろうが、大勢はそこに向かわざるを得ない。いつ、どのような形で、そしてそれは間に合うのか、それだけが問題である。