対等と自主独立

ブログからメールマガジンに転じた、天木直人さんのまとめブログに次のような文章があった。

「重要な事は、対等ではなく自主、自立なのである。日米関係は対等ではない。日本は米国より弱小である。しかし弱小と従属とはまったく異なる。重要な事は弱小でも従属にならないことである。自主、自立した外交を行うという事なのである。

 そして対米関係において自主、自立ができる唯一の道は、憲法9条を掲げた平和外交を貫く事である。」



対等と、自主、自立は違うと言うことには、なるほどと思った。その違いをはっきりと意識していなかったからだ。
重要なのは、弱小だからといって、従属にならないことというのにも深く同感する。

村上春樹氏のエルサレム賞受賞でのイスラエル訪問とその後のブックフェスへの参加を見ていると、彼のやっている事こそ、天木さんの言う日本のあるべき外交に見えると思った。村上氏のふるまいは、天木氏が日本に紹介している独立外交官というものに近いなと感じた。もっとも、菅井などは独立外交官などと聞くと、SFスペースオペラの金字塔、 E. E.Doc Smith描くところの、独立レンズマンを連想してしまうのだが。



村上春樹エルサレムでおもいきりスイングしてくれた。
それがあちらこちらに共鳴してスイングが広がっていくのを感じるのは心地よい。