中村仁信先生

「低線量の放射線は体にいい」


の中村仁信先生のたかじんでの動画を見た。


わかったこと。


どんな低濃度汚染であったも、汚染があれば、放射線で細胞は破壊される。
免疫力のある人なら、低線量での遺伝子破壊があっても、それを修復する能力でガンにならないように
できる。少しなら浴びると修復力は増すし、それは放射線以外の遺伝子破壊、紫外線、スポーツなどによるものにも発揮されるので、むしろガンになりにくくなるはずだ

ある程度を超えると、修復能力はおっつかず、損傷受けるだろうが、その値がどれだけかはわからない

ということ。


これ自体は、武田先生の言っていることとそんなに変わらない。そこから導きだされる結果は真逆だが。


でも、ガンはまったく増えなかったというわけではないですよね とか
体力のない人だったら・・・と、つっこむ人はいなかった。



もうひとつわかったこと。


中村先生の主張は、ご自身の研究にもとづくものではないということ。ご自身の実証データは何も出されなかった。


なのに、なんで、こんな確信を持ってしゃべれるのだろうか? 自分の「仮説」に対する懐疑とか客観視とかはないのだろうか。反対説の検証もない。たとえば、「チェルノブイリ事故が原因で癌になった人の数は140万人でした。我々はほぼ同数の人たちが福島第一の件で癌を発病するであろうとみています。」(クリス・バスビー説)といっている人もあるのだ。
中村先生の説明は、政府の説明に似ている。

菅井の考える「科学者」のイメージからは遠い人だった。






ボクのまわりには、福島事故直後に原因不明で体調を悪くした人が何人かいた。まもなく、動けるようになったが。
また、ボクも20日すぎには、なんだか、体に違和感があらわれた。少しましになったけど、まだもとどおりという感じはしない。疲労感に近い。
京都へしばらくいったら、回復した、と言っている人もいた。



最初のをのぞけば、気のせいの問題かもしれないとも思う。
だけど、放射線増は少量であっても、体内細胞の破壊をそれまでより急激に増やす。その微弱な変化を人は自分で感じ取れるものなのではないか。それに過敏な人と鈍感な人はいても。
過敏な人は、休んで治そうとするし、鈍感な人は気づかない。大量に浴びた人は大量すぎて、感じ取れない。
免疫力が高まって、大丈夫になったと感じるなら、回復したと思えたりする。


もっといえば、気のせい、というのも、気がついていないだけで、体の問題ということもあり、なのかもしれない。




風の谷のナウシカ、コミック版 ラスト。


実は、人工的に免疫力を高めて、高汚染の世界でも生きていけるように改造されていたナウシカたちは、汚染がなくなり清浄になった環境にもどると、免疫過剰のため(?)、自分で自分の細胞を破壊し、血をながして死んでしまうことがわかる衝撃的な展開。