あるけ、あるけ 承前

脱原発のデモで歩きました。歩ききれてよかったです。

最初、警察の整理のしかたのせいで、眼の前でロープがはずされてしまい、歩きだしたのはいいのですが、
先を行く人達に追いついてはいけない、ゆっくり歩けと警察の人はいって、前にふさがり行かせてくれません。
前を行く人はかなり先なので、不安になりました。これでは警察官に先導されてついていくデモになってしまいます。
前の列に追いつきたい、と強く主張しても行かせてもらえません。
いらだっていると、先の列のはたとか、やや大きな看板を持っている人たちがこちらへもどってきてくれました。
おかげで、コースも詳しく把握していないのに、先頭になならなくてすみました。
警察官も前ではなく、横にいるようになって少しまともになりました。

たぶん、警察官は、何メートルかごとに、分けて、ブロックにして行かせようとしたのだと思います。
長い列をつくらせない、小学校の遠足の時、先生たちはそうやってましたから。

でも、小学生ではないし、そんな管理されたデモはデモではないです。


さて、翌日の読売新聞ですが、みごとに一行も全国の脱原発デモのこと、触れられていませんでした。
震災後、三ヶ月ということで、各地の祈念もよおしのことはのっていましたけれど、各地のデモのことは
東京だけでなく、どこのも書かれていませんでした。きのうの夕刊にのっているのか、と思ったけれど、
なしでした。


マスメディアの偏向については、理屈では知っていたものの、本当にそうなのだ、と初めて実感しました。
他の新聞は知りません。読売新聞は体制擁護が第一のメディアなのだ。
もっとも、TBSテレビのように、報道したところも、翌日には、
短いまとめしか、残されていなくて、デモ参加者の数もありえないだろう、というくらいに少なめでした。