瀬川昌男さんと「白鳥座61番星」ほか 二題

瀬川昌男さんがなくなったという。

ぼくが子供のころに宇宙について科学読物をよく書いていた。
というか、最初に読んだ本に属する。
子供用SF「白鳥座61番星」は、瀬川さんの本でぼくの呼んだただ一冊のSF
だが、名作だった。おりひめ伝説を下敷きにしたスケールの大きな宇宙ものだった。
ちなみに、この本はまだ復刊されたりしていない。


おひさま
というNHKの連続小説があるが、
なつかしいドラマだ。
価値観が昭和、という感じだ。
まじめで、まっすぐで、温かい。
ということは、若い人は古い、と感じるのだろうか。
わからない。


輪るピングドラム というアニメが話題になっているようだ。
画面を少し見たが、
エイリアン9のボーグみたいなペンギン帽子の宇宙人が出てくるな、と思った。
富沢氏ほどグロイ絵柄ではない。
あと、背景が妙にリアルである。駅前とか、街並みとか。
東京に住んで、その辺を知っているものには、本物そっくりである。
しかし、町をいく他の人々はみな顔がのっぺらぼうなのだ。関係者以外は興味がないという、主観目線なのだろうか。
きわめてリアルな世界に、現実離れした妙なものが出てくるという設定は、
アニメぼくらの もそうで、不思議な感じをだしていた。
生存闘争とか、言葉がでてきていたが、中身もぼくらのみたいなのだろうか。
ま、違うと思うが。