幸福神経

五右衛門ラーメンというラーメン屋が荻窪にある。
そこのラーメンは安くてうまい。350円なのだ。
ちりちりめんの普通の東京ラーメンだ。
お店は古くてカウンターだ。

きのうも、どこで何を食べようかと悩んだあげく、それにした。
暑い中、汁まで飲んで、とても満足だった。
何回か食べているが、きのうのこの感じは格別だった。
食べてよかった、と思った。
至福感といってもよい。


きっと、幸福だと感じる神経が活性化したのだ。
そんなことは、もしかしたら、過去に一度くらいかもしれない。
そんな純粋な満たされた感じだった。
松屋で豚飯にしなくてよかった。


さて、人にはさまざまな神経があって、活性化を待っているのではないか。ある活性化は、まわりの人に移る。
理由はわからない。活性電波のようなものが発生するからか、顔の表情やしぐさを通して移る(生き物には模倣能力がある、相手の気持ちがわかる力)のか、ふんいきみたいなものが変わるのか・・・
だが、電車の中で他の人を見ていると、そんなことを信じたくなる。