理性の破壊

何かをするな、という「デモ」(けんか)と
何かをせよというデモ(普遍人権の行使)の違いについて
考える。


 Aがいて、Bのやることが気に入らない。癇にさわる。それで、てめえ、やめろと怒鳴りこむ。やめるまで、続ける。腕力がつよければ、実際にやめさせられる。勝利、ということになる。これがけんか。
 国家や企業は今の社会を動かしている。しかし、社会の主人公は一人一人の個人である。(民主主義の大原則)これは実は矛盾である。その矛盾から様々なおかしなことが起きている。国家や企業が諸民のために動かないというのがそれである。諸民の命より、国家や企業の都合を優先しているからである。それに対する諸民の権利回復の手段のひとつがデモ。

両者はまったく別のものである。