唯物論的に語る

僕らは、他者の言葉によって支配されている。
その他者は誰だろうか。
誰の言葉には従ってしまうだろうか。


言葉の支配という厳然とした事実があるが故に、
言葉に出すという行為は重要である。


賃労働者階級は、自己の本来の要求に逆らって、
他者の言葉によって支配されて生まれている。


他者の言葉の支配は、物理必然性として、逆らうことの
できないものである。


それに逆らうことを可能にするものも、また
言葉の力でしかないというリアリズムが必要。


自分の土台を構成しているその仕組みを発見すること。
それ以外に、あなたの奴隷の立場を克服する道は存在しない。


ネットに蔓延している法学的思考によっては、この土台はとらえることはできない。現代観念論の大きな勢力としての法学的思考の批判は欠くことはできない。