日本国憲法と柳生無刀取り〜世に倦む日日のツイートから

以下、「世に倦む日日」のブログで見た、ツイート内容を引く。この九条についての説明に新鮮さを感じた。
真剣白刃取り(無刀取り)へのたとえである。日本の平和主義の源の
元和偃武への言及も共感する。

以下引用
《ブログで書いたかどうか、憲法9条というのは、柳生真剣白刃取りなんですよ。政治思想史の源流を辿れば、柳生新陰流の無刀取りに行き着く。素手で敵の刀を受け、そして相手を倒す。これ、剣術じゃないんですよね。政治です。家康の元和偃武を象徴し、具体化する政治。徳川家剣術指南役の奥義。

無刀(丸腰)でも敵に勝てるよと、こうやって相手を倒すのが徳川家の剣だよと、各大名に教え広めるわけですね。戦国の殺し合いは終わったのだぞと。平和憲法ですよ。そして、長い泰平の世を築き、国内生産力を飛躍的に向上させ、近代国家として世界史に躍り出る基礎を固める。家康は立派。

素手で真剣を持った敵と対峙するのは勇気と胆力が要りますよね。憲法9条はそれを日本国民に要求しているわけだ。勇気を持ち、耳を澄ませ、常に国際情勢の中に分け入って、平和の外交努力をしろと。紛争になる前に話し合いで芽を摘めと。そうやって、外交の能力で平和を維持できるし、維持するんだと。》