意識の変化

意識は、イメージを介してたなごころをかえすように、変わる。
それは、ほそい塩ビ管の下の方からふたをつついてパタンとあけるような感じだ。
その瞬間、意識は変わったと自分でも感じられ、すっと楽になる。
うつつの夢の中でたとえばそれは行われる。


ただし、それは変化する時の現象であり、このように変化すること自体、
不安定な、あるいは、危機的な状態であることを示している。


さらに言うならば、意識の変化は、何かを本質的に変えているわけではない。
その変容によって、楽になり、わずかでも、客観的に思考できる余裕ができたときに、
いかなる物質的実践が可能か、実行されるか、ということがカギである。