福島原発のなおある危険

小出さんも武田さんも
あまり言われないが、
福島原発はなお危険がある。


あるいは、大地震がなければ
そして地震があっても建物が壊れないなら
安全である。

大雨が降らず、放射能汚染水があふれて
敷地内が高度に汚染してしまうことがなければ
安全である。


だが、どちらの可能性もあるのだ。


四号機のプールには大量の冷えていない
使用済み燃料があるが、
四号機の建物は地震でがたがきている。
ブールは説明によると、何階かの高いところにあるが
その下の建物から倒壊の可能性がある。
ブールがくずれおちれば、水をかけても冷やすことができなくなる。
爆発して、使用済み燃料が敷地内に散らばれば、
人間の作業は一切できなくなる。
今ある計画は実行不可能となる。


小出さんも武田さんもさらなる地震や、地震でなくても
建物倒壊があったときの話はしない。


海の汚染が心配、すでに東京も汚染されてしまった
ということはいう。


だが、アメリカのある学者は以上のようなことをいい、
危険は去ったとはいえないと警告している。


どうすることもできない我々は、うすうすと気がついていて
地震が起きると敏感になる。

地震はこれ以上起きない、四号機のプールは倒壊しない」と
呪文を称えつつ、脱原発を訴えるばかりだ。